みんなともだち

仲良しこよしは、なんだかあやしい。

惚れたよわみ

最近母のご飯が美味しい。
そう。母のご飯は美味しかった。
お料理が上手だと友達によく褒められ、羨ましがられた。


美味しいご飯を食べられるのは幸せで嬉しい。


いつか、私が作ったご飯で、誰かに同じことを思って貰えたら嬉しい。
でもやっぱり、ぼんやりと、私が幸せになれるわけないと、思っている。


幸せになる勇気って必要だよって呟いたときに
何それ、意味分かんないと言った私のすきな人は
こういう小さくて下らない、でも拭いきれない黒いシミを
眺めたり、触れたり、拭おうとしてくれたり、してくれるだろうか。
あなたには何にも非は無くて、もっというと
全然関係の無いことだけど
こういうシミを、無視されるのは嫌だなと勝手に思う。
なんとなく、なんとなく救ってくれるような気がしていたけど
この前の爆発でずいぶん冷たい目をされてしまったから
期待するのが愚かしく思えてしまって
それが逆に、良いことなのかもしれないけどね
結果的に、先の方で、そう思うことがあるかもしれないけど
そう思ったとしても、きっと、
それはさみしい気持ちのまま、そう思ってしまうと思う。


そういうところが不安だな。
でも私は一人じゃないから、家族が他にもいるから、
大丈夫かもしれない。
周りに恵まれすぎて、多くを求めすぎてるのかもしらない。
とりあえず、なんでも良いから久しぶりに会ったら
抱きしめて、匂いに埋もれて目をつぶりたい。
それでもし、抱きしめ返してくれたり、頭を撫でられたら
小さくて下らないことも、黒いシミも、勝手に吹っ飛んだりするんだよな。
会う前はこうやって、色々と不安に思ったり、
何か言いたいと思うのに、
これが惚れた弱みというやつなのね。
いまさら、こんなのはわりかし生きてるのにいまさら
テレビでは知ってるのに自分で感じるのはいまさらだよね。


きみもこういういまさらを、

私を通して感じたりすることがあるのだろうか。

まぁいいや。たのしみだなぁ。